原因
サーキュラースカートの裾が不ぞろいに下がる理由
円をひと回りするあいだに、生地の地の目は少しずつ向きを変えます。裾が正バイアス(糸に対して 45°)になる部分は、生地が自重で自然に伸び、1〜2 日吊るすと長くなります。裁ってすぐに裾上げすると、4 か所だけ不ぞろいに下がったスカートになってしまいます。

ステップ 1
スカートを吊るしておく
- 着たときと同じように垂れるよう、先にウエストを仕上げます。
- スカートハンガーかトルソーで 24 時間吊るします。シフォン、クレープ、レーヨンなど落ち感のある生地なら最大 48 時間。

ステップ 2
裾をそろえる
- スカートをトルソーに着せるか、ふだん履く靴で着て、だれかに手伝ってもらいます。
- 物差しかスカートマーカーで床から測り、数インチおきに仕上がり丈の印をつけます。
- スカートを平らに広げ、印の下に均等な縫い代を残して切りそろえます。
これから作るところなら、サーキュラースカート計算ツールが裾の縫い代を裁ち切りの裾半径に自動で足すので、きれいにそろえるための余裕がたっぷり残ります。
ステップ 3
裾の始末を選ぶ
生地の厚さに合った始末を選び、カーブでは縫い代を細くしておきましょう。
| 始末 | 縫い代 | 向いている生地 |
|---|---|---|
| 細い三つ巻き | 1/4"〜3/8"(6〜10 mm) | 薄地、シフォン、ローン |
| 細い三つ折り | 1/2"(12 mm) | コットン、ポプリン |
| バイアスくるみ・バイアス見返し | 0〜1/4" | 厚地、配色のパイピング |
| ホースヘアブレード | 1/4" | ふんわり広げたいフォーマル・ブライダルスカート |
| ロックミシン始末 | なし | ニット、手早く仕上げたいとき |
カーブした裾に幅の広い折り返しは避けましょう。外側の裁ち端は折り上げる先の線より長いので、2" の折り返しはだぶついて波打ちます。

テクニック
細い三つ折りの手順
- 裁ち端から 1/4" に、ぐるりとステイステッチをかけます。このガイド線があると生地がすんなり折れます。
- ステッチの線で裁ち端を折り上げ、アイロンをかけます。
- もう一度折って裁ち端をくるみ、アイロンをかけます。
- 内側の折り山の際にステッチをかけ、カーブはやさしくいせながら縫います。

テクニック
バイアステープで裾を始末する
しなやかなバイアステープは裾のカーブになめらかに沿うので、厚地ではいちばんきれいに仕上がる始末です。
まず裾まわりを測ります(ウエスト 28"、丈 22" のフルサーキュラーなら裾は 166")。バイアステープ計算ツールで正方形のサイズを出し、縫う前にテープをスチームで同じカーブにくせづけしておきます。
トラブル対処
よくあるトラブル
裾が波打つ
縫うときに生地が伸びています。ウォーキングフットを使い、ゆっくり縫って、生地を引っぱらないように。
丈が不ぞろい
吊るす時間が足りなかったので、もう一度そろえ直します。
裾がはね上がる
カーブに対して縫い代が深すぎます。1/4" に切りそろえて縫い直しましょう。
ハーフサーキュラースカートも、4 か所ではなく 2 か所で同じようにバイアスが下がります。ハーフサーキュラースカート計算ツールでも、同じように裾の縫い代を計算に入れています。

